☆06年のドラマ☆06年1月期ドラマ(刑事物)《ストーリー》今季は刑事物が多かった。謎解きの面白さを堪能できた。 《キャラクター》主演男優賞:オダギリジョー(時効警察) 主演女優賞:篠原涼子(アンフェア)=演技がいいというより、ストーリー、演出とぴたり合っていた 《映像・演出》アンフェアで真犯人が登場する場面。自分で予測した中で、彼だけは違うだろうと、犯人候補からはずした人物が黒幕だった。整合性に疑問を感じたが、衝撃度は大きい。募金型誘拐、予告小説殺人と犯罪のアイデアが斬新。 《評》 1)アンフェア 2)時効警察 3)白夜行 4)夜王 5)喰いタン 6)ナースあおい 7)けものみち 8)西遊記 9)輪舞曲~ロンド~ 脱落:小早川伸木の恋、ガチバカ、神はサイコロを振らない 西遊記は豪華な出演陣やセットの凝ったのと対照的に、芝居と脚本は学芸会のノリだった。視聴率を20%もとったのは信じられない。ロンドはめちゃくちゃなストーリー展開で論外。チェ・ジウをわざわざ引っ張り出した意味が全くない。白夜行は暗くて救いがなく見ていてつらかった。綾瀬はるかに悪女役はまだ無理。時効警察、喰いタンは見ていて安心できるコメディーだった。 06年4月期ドラマ (コメディー) 《ストーリー》弁護士ものが多かったのは時代の流れ?「アテンション・・・」や「ギャルサー」など、最初は期待していなかったドラマが結構面白かった。 《キャラクター》主演男優賞:豊川悦司(弁護士のくず) 主演女優賞:斉藤由貴(吾輩は主婦である) 《映像・演出》「吾輩」で、主婦みどりが夏目漱石になったり、音楽を聴いて戻ったり、とテンポのいい変化が面白かった。富豪刑事の豪華絢爛なオープニングもいい。 《評》 1)弁護士のくず 2)医龍 3)吾輩は主婦である 4)アテンションプリーズ 5)トップキャスター 6)マチベン 7)ギャルサー 8)富豪刑事DX 9)プリマダム 10)ブスの瞳に恋してる 11)てるてるあした 12)七人の女弁護士 13)クロサギ 脱落:おいしいプロポーズ 期待はずれのものが多かった。まだ終了前の昼ドラが3位に入っているが、1、2位が漫画の原作をなぞるだけだったら、「吾輩」を1位にしても良かった。トヨエツのイメチェン成功。伊藤英明との掛け合いも良かった。「医龍」は手術シーンのせりふが説明くさい。漫画そのままにしすぎ。 06年7月期ドラマ(コメディー) 《ストーリー》最初から最後まで、期待を裏切らなかった「結婚できない男」が、文句なしの最優秀受賞 《キャラクター》主演男優賞:長瀬智也(マイ☆ボス マイ☆ヒーロー) 主演女優賞:夏川結衣(結婚できない男) 助演女優賞:小沢真珠(花嫁は厄年!) 新人賞:田中聖(マイ☆ボス マイ☆ヒーロー) 《映像・演出》毎回、阿部寛と夏川結衣のやりとりが絶妙で笑わせてくれた、「結婚できない男」が秀逸。 《評》 1)結婚できない男 2)マイ☆ボス マイ☆ヒーロー 3)タイヨウのうた 4)誰よりもママを愛す 5)黒い太陽 6)花嫁は厄年!! 7)ダンドリ 8)CAとお呼びっ! ※脱落:サプリ、下北サンデーズ、レガッタ 夏枯れを象徴するドラマの不出来が目立った。視聴率が低いものが多かったのも仕方がないところ。内容が駄目だもの。1、2位以外は特に見る価値はなかった。 篠原涼子&岩下志麻の組み合わせが期待された「花嫁…」は、脚本が駄目で2人のキャラを生かせなかった。 06年10月期ドラマ(コメディー) 《ストーリー》のだめが断トツの面白さだった。役者魂はよく練られたストーリー。僕の生きる道は社会に問題提起するいいドラマだった。Dr.コトーは正直言って飽きた。 《キャラクター》主演男優賞:玉木宏(のだめカンタービレ) 主演女優賞:上野樹里(のだめカンタービレ) 特別賞:ベッキー(アンナさんのおまめ) 《映像・演出》のだめカンタービレで、のだめ(上野)が殴られて涙を流しながらスローモーションで飛んでいくところ。千秋(玉木)の白目。 《評》 1)のだめカンタービレ 2)僕の生きる道 3)役者魂! 4)Dr.コトー診療所2006 5)セーラー服と機関銃 6)アンナさんのおまめ 7)14才の母 8)たったひとつの恋 9)だめんずうぉーかー リタイア:鉄板少女アカネ ※「笑える恋はしたくない」は3話しかないので含めず 「14才の母」は、ドラマの出来は悪くないのだが、最後はめでたしめでたしになるのは現実的ではないし、お気楽すぎる。 |